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「自然素材の家づくり」とは?【5つの特徴をご紹介します】

いま、「自然素材の家づくり」が注目されています。

世界中で騒がれている「環境問題」「健康への影響」に人々の関心が向いているからです。

 

ところで、あなたは自然素材住宅について、どれくらいご存知でしょうか。


「なんとなく、木とかを使ってそうなイメージ」

「体に良さそうな感じかな?」

「傷んだら、修繕するのが大変そう」

「メンテナンスにお金がかかりそう」

 

上記のようなイメージを持たれているのではないでしょうか?

この記事では、そういった疑問にお答えしていきます。

 

本記事で分かることは下記のとおりです。

・自然素材住宅とは?

・自然素材のポイント【5つの特徴】

 ぜひ、最後まで読んでいただき、自然素材住宅を知るキッカケにしていただければ幸いです。

 

 

1、自然素材住宅とは?

自然素材住宅に実際には明確な定義はありません。

一般的には、科学的な素材を使わず建てる家のことを自然素材住宅と言います。

従来の住宅は、「ホルムアルデヒド」などの化学物質が使われているのですが。

化学物質の影響により、アレルギーやシックハウス症候群を引き起こす可能性があります。

それに比べ、自然素材の住宅は「環境や体に負担が少ない」ことが特徴です。

 

自然素材住宅に使われる素材は、下記のとおりです。

・漆喰

・珪藻土

・無垢材(天然の気を乾燥させた木材)

・コルク剤

・セルロースファイバー

・天然リノリウム

 

自然住宅は、建て替えや取り壊しで焼却する際に、有毒物質が発生しないのも特徴です。

近年、世界的に重要視されている「環境負荷」への貢献度も高くエコな住宅作りと言えます。

 

ここからは、自然住宅のポイントを更に詳しくご紹介していきます。

 

 

2、自然素材のポイント【5つの特徴】

自然素材には、主に5つの特徴があります。

家づくりの大事なポイントになりますので、確認していきましょう。

 

①調湿効果【冬暖かく、夏涼しい】

自然素材には、湿度を一定に保つ「調湿効果」があります。

調湿効果とは、「冬は温かく、夏は涼しい」ということです。

自然素材住宅なら、年中快適に過ごせますよ。

自然素材住宅に使われる素材は下記のとおりです。

 

・無垢材

・漆喰

・珪藻土

 

使われる全ての自然素材が、「呼吸」すると表現されます。

家の中全体を、適度な湿度や温度に保ってくれるのは、そのためです。

夏のエアコンの電気代や、冬の暖房費も抑えてくれる効果が期待できますよ。

 

②質感【柔らかい肌触りで小さな子供も安心】

自然素材は、適度なクッション性があります。

特に木材は、コンクリートに比べると柔らかい肌ざわりなので

「自然素材のぬくもり」を感じることができます。

とくに木材の床は、衝撃を吸収してくれるので走り回るお子さんも安心です。

また、自然が少ない都市部においては

お子さんが身近に自然を感じられるメリットもあります。

コンクリートの住宅は、無機質なイメージを与えますが

自然素材住宅なら、見た目の質感も柔らかで安心を感じることができますよ。

 

③床材・天井材【杉の特徴】

自然素材住宅の床材や天井材には「ヒノキ・オーク」などが使われます。

最近では「杉」も人気な材料の1つです。

杉を使うメリットは主に5つあります。

 

1.柔らかく、衝撃を吸収する

2.空気を多く含み、保温性・断熱性が高い

3.湿気に強い

4.木目が均一で、見た目が美しい

5.強度が高い

見た目の美しさと、実用性の高さが杉の特徴です。

床材や天井材として、人気が出る理由がご理解いただけたでしょうか。

 

 

④壁材【漆喰の性能】

自然素材住宅の壁材に「漆喰」が良く使われます。

漆喰には3つの特徴があります。

 

①耐火性が高い【燃えにくい】

漆喰には、「燃えにくい」というメリットがあります。

事実、国土交通省が建築基準法で定める「不燃材料」として認可されています。

https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/pdf/201703/00006465.pdf

 

一般的な住宅は「ビニールクロス」などの化学物質で作られています。

万が一、火事が発生した場合、あっという間に燃え広がってしまうのです。

また、燃える際に有毒ガスが発生する危険性もあります。

一方、漆喰は燃え広がりにくく、有毒ガスの発生も極めてすくないことが特徴です。

万が一の時も、漆喰なら安全ですね。

 

②メンテナンスがしやすい

漆喰は、メンテナンスがほとんど必要ありません。

一般的な住宅のビニールクロスは低価格が魅力的ではありますが。

そのかわり、ビニールクロスには3つのデメリットがあります。

 

・経年劣化が早く、見た目が悪くなる

・定期的な張替えが必要

・静電気をため込みやすく、ゴミやほこりが付きやすい

 

長く住むことを考慮すると、ランニングコストが高くなってしまいます。

 

漆喰は、

・経年劣化が少なく、見た目が変わらない

・張替えの必要がなく、上からサッと塗るだけ

・静電気をため込まないので、汚れにくい

 メンテナンスがほとんど必要ないうえに、メンテナンスが簡単です。

長い目で見ると、ランニングコストが安く抑えられますよ。

 

③調湿性効果が高い【呼吸する壁】

漆喰には優れた調湿効果があります。

これは、漆喰の2つの特徴が関係しています。

 

1.湿度が高い状態→余分な水分を吸い取る

2.湿度が低い状態→水分を放出して潤す

 

漆喰は、「多孔質(たくさんの細かい穴が空いた状」】という構造です。

このたくさんの小さな穴が、住宅内の湿度を一定にコントロールしてくれます。

そのおかげで、「夏は涼しく、冬は温かい」という快適な住環境にしてくれます。

また、日本は湿度が高くカビが発生しやすい国です。

カビによる健康被害を抑えてくれるので、正に日本の気候に適した住宅素材と言えますね。

 

 

⑤メンテナンス

自然素材住宅は、メンテナンスが大変という声を聞きますが、必ずしもそうではありません。

確かに、無垢材などは水や汚れが浸透しやすいというデメリットがあります。

ですが、自然塗料の防腐剤を塗るなどの対策が可能です。

また、欠けた木材は熱を与え、木を膨張させることで補修することもできます。

前述した、漆喰ならメンテナンスはほとんど必要ありません。

長い目で見ると、一般住宅に比べればメンテナンスや維持はしやすい場合があります。

使う自然素材の特徴を、あらかじめ知っておくことが大切です。

 

 

3、まとめ

 

・自然素材住宅とは、化学物質を使わず建てる住宅のこと

・自然素材の5つの特徴がある

①調湿効果【冬温かく、夏涼しい】

②柔らかな質感【柔らかい肌触りで小さな子供も安心】

③床材・天井材【杉の特徴】

④壁材【漆喰の性能】

⑤メンテナンス

 

 

家を建てるなら、

安心安全で健康に良い家に住みたい」と思いますよね。

近年、注目される「サスティナブル」といった環境問題に関する視点からも

自然素材住宅は、時代にマッチした家づくりと言えます。

 

将来、家を建てたいとお考えの方は「自然素材の家づくり」を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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